コペルニクス・ベーシックUSDJPY版を徹底検証、リアルトレードバトル上位の実力派トレーダーが手がける良質EA

僕は自身がFXトレードをするということもあって(開発もする)、大体のEAは初見でなんとなくはルールがわかります。
しかし、今回検証した「コペルニクス」は初見で「!?!?!?」となってしまいました。
正直なことを言うと、何度か見ているうちに「おそらくこうなのでは?」というのはわかってきたのですが、それでもやはり確信には至りません。
「コペルニクス」は一体どのような売買をするのでしょうか。
ここでは、だぶるいーさんの「コペルニクス・ベーシックUSDJPY版」について徹底検証します。
「コペルニクス」は高いポテンシャルを感じます。
SOMEYA
目次
コペルニクス・ベーシックUSDJPY版のフォワードテスト
「コペルニクス・ベーシックUSDJPY版」のフォワードテストの実績です。
取引ロットは1.00(10万通貨)になります。
- 2018年10月:44,844円
- 2018年11月:28,300円
- 2018年12月:44,200円
- 2019年1月:84,600円
2018年10月18日〜2019年1月17日までで「200,938円」の利益を上げています。
4ヶ月間とはいえ、フォワードテストで一度も月間損益がマイナスになっていないのは特筆すべき点と言えるでしょう。
最新の「収益」「収益率(全期間)」「勝率」などの情報は、「コペルニクス・ベーシックUSDJPY版」の商品ページに掲載されています。
コペルニクス・ベーシックUSDJPY版の特徴
通貨ペア | USD/JPY |
取引スタイル | スキャルピング |
最大ポジション数 | 2 |
使用時間足 | 5分足 |
ストップロス(SL) | 210 |
テイクプロフィット(TP) | 40 |
両建て | なし |
相場が動いているときにトレードしない
通常、EAに限らず、FXの手法は「レンジ相場に強くトレンド相場に弱い」、もしくは「トレンド相場に強くレンジ相場に弱い」どちらかでした。
しかし、「コペルニクス・ベーシックUSDJPY版」はこれらの考えから脱却し、トレンド相場・レンジ相場共に不得意な相場がありません。
相場が大きく動いているときにポジションを持たない(トレードしない)ということで、おそらくどちらかというと逆張りよりなのかなと思っています。
開発者はヒロセ通商のランキング最高10位の実力を持つ
「コペルニクス・ベーシックUSDJPY版」の開発者であるだぶるいーさんは、ヒロセ通商のリアルトレードバトルで最高10位になった実力派です。
EAを開発するときも
- 始値で動作する
- 10年以上のバックテスト
- 十分なスプレッドによるバックテスト
これらのことを心がけているということで、再現性も優れています。
実際のトレーダーさんが開発すると再現性が高いのがうれしいです。
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コペルニクス・ベーシックUSDJPY版のパラメータ設定
「コペルニクス・ベーシックUSDJPY版」のパラメータ設定について解説します。
「コペルニクス・ベーシックUSDJPY版」は難しい設定なしに運用できます。
強いて言えば、「ServerTimeGMT」でGMT(時差)を設定するくらいです。
また、週末クローズ機能が付いているので、週末ポジションを持ちたくない方は使いましょう(デフォルトでは「週末クローズ機能」を使いません)。
EAはかんたん設計されているものがいちばんです。
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コペルニクス・ベーシックUSDJPY版のバックテスト
通貨ペア | USD/JPY |
期間 | 2004.02.02 – 2017.12.31 |
初期証拠金 | 1,000,000円 |
スプレッド | 10 |
純益 | 878,310.00 |
プロフィットファクタ(PF) | 1.52 |
ペイオフレシオ(PR) | 0.60 |
最大ドローダウン | 38,170(2.14%) |
相対ドローダウン | 2.76% |
勝率 | 71.42% |
最大勝トレード | 4,000.00 |
最大敗トレード | -15,910.00 |
平均勝トレード | 1,204.28 |
平均敗トレード | -1,978.42 |
最大連勝 | 25 |
最大連敗 | 6 |
平均連勝 | 3 |
平均連敗 | 1 |
バックテスト精度
バックテストは、公式のものを採用しています。
「不整合チャートエラー」は「0」。「2004年〜2017年」のデータ。
検証期間は十分です。
スプレッドも「10」(1.0pips)のため、十分再現性があると言えるでしょう。できるだけスプレッドが狭いFX業者を選ぶと良いでしょう。
純益
純益は14年間で「878,310円」でした。
少ない金額に感じるかもしれませんが、0.1ロットでの運用、かつ単利なので、実際はもっと高いリターンが望めるでしょう。
プロフィットファクタ(PF)
プロフィットファクタ(総利益が総損失の何倍かを表す指標)は1.52でした。これは非常に高い結果と言えます。平均としては1.50以上あるとEAは好む人が多くなるようです。
1.00倍を超えていれば、理論上は取引を続けるごとに利益が増えていくことになるので、長期的に運用できるEAと言えるでしょう。
また、1.50倍を超えているとかなり優秀なので、「コペルニクス・ベーシックUSDJPY版」は優等生と言えるでしょう。
ペイオフレシオ(PR)
ペイオフレシオ(損益率。勝ち平均が負け平均の何倍かを表す指標)は、0.60でした。
1.00を下回っているということは、1回あたりの勝ち平均が1回あたりの負け平均より少ないということです。その分、勝率で補っていることになります。
勝率が71.42%の場合、損益率は0.40以上あれば、取引手法として成り立ちます。これを考慮すると、「コペルニクス・ベーシックUSDJPY版」は、十分手法として成り立つと言えるでしょう。
損益がトントンになるPR=負ける確率÷勝つ確率
ドローダウン
相対ドローダウンは、最大で2.76%でした。ドローダウンは20%を超えると「メンタルがキツい…」と言われるので、素晴らしいデキといえます。
「コペルニクス・ベーシックUSDJPY版」は最大ポジション数も「2」なので、100万円あたり0.7ロット(7万通貨)くらいのリスクを持っても良いでしょう。
トレードの傾向
「コペルニクス・ベーシックUSDJPY版」は、コツコツ利益上げてくれる安定したEAと言えるでしょう。
個人的にはかなりポテンシャルが高いEAだと思っています。
EAを撤退させるラインについては、「最大ドローダウンを更新したとき」など、あらかじめルールを決めておくと良いでしょう。
SOMEYA
コペルニクス・ベーシックUSDJPY版の口コミ・評判
GogoJungleに投稿された「コペルニクス・ベーシックUSDJPY版」の口コミ・評判を見てみましょう。
>>「コペルニクス・ベーシックUSDJPY版」の最新レビューを見る
まとめ
だぶるいーさんの「コペルニクス・ベーシックUSDJPY版」を徹底検証しました。
「コペルニクス・ベーシックUSDJPY版」はたしかな実力を持つ開発者さんが作ったEAということで、再現性も十分にあると言えるでしょう。
バックテストだけでなくフォワードテストでも信憑性のあるEAを探している方はぜひ選ぶのをオススメします。