E = mc²を徹底検証:ゴゴジャンランキングに現れた期待の新星、アルベルトさんのスキャルピングEA

「E = mc²」は、GBPUSDを使ったスキャルピングEAです。「このふざけたランキングをぶっ壊す!」と某党首のごとくアルベルトさんがゴゴジャンのEAに殴り込みをかけてきました。
ここでは、アルベルトさんの「E = mc²」の特徴、フォワードテスト、バックテスト、口コミなどについて徹底検証します。
E = mc²のフォワードテスト
約定 日時 | 買/売 | 結果 | 損益 |
2019/12/09 22:15:00 | 売り | 3,366 | 3,366 |
2019/12/13 21:06:00 | 売り | -22,316 | -18,666 |
2019/12/17 21:22:00 | 売り | 7,774 | -10,892 |
2019/12/18 21:56:00 | 売り | 6,027 | -4,865 |
2019/12/20 22:36:00 | 売り | 7,006 | 2,141 |
2019/12/23 21:52:00 | 売り | 0 | 2,141 |
2019/12/26 21:23:00 | 売り | 2,961 | 5,102 |
2019/12/26 21:47:00 | 売り | 5,153 | 10,255 |
2019/12/27 21:05:00 | 売り | 9,521 | 19,776 |
「E = mc²」のフォワードテストの実績です。
取引ロットは1.0(10万通貨)になります。
2019年12月9日〜2019年12月27日までの成績は「1,9776円」でした。
このフォワードテストを見ると「売り」だけであることに気づきます。そこでバックテストを見てみると、やはり「売り」だけでエントリーしています(「買い」の勝率は「0%」になっています)。
「E = mc²」はひょっとすると、すごいポテンシャルを持っているかもしれません(←僕好みです)。
「収益」「収益率」「勝率」などの最新情報は、「E = mc²」の商品ページに掲載されているので、ご参照ください。
E = mc²の特徴
通貨ペア | GBP/USD |
取引スタイル | スキャルピング |
最大ポジション数 | 1 |
使用時間足 | 5分足 |
ストップロス(SL) | 50(その他、内部決済) |
テイクプロフィット(TP) | 80(その他、内部決済) |
両建て | なし |
GBPUSDを使ったスキャルピングEA
「E = mc²」はGBPUSDを使ったスキャルピングEAです。
MT4のサーバタイムで21〜23時(日本時間の午前4〜6時)に売りエントリーし、東京時間が始まるまでに決済をします。
最大ポジション数は1で、ナンピンもしないため、ひたすら優位性で利益を獲得していくスタイルです。こういったシンプルなトレードができるEAは強いです(僕も大好きです)。
0時台の壊れたチャートではエントリーしない
アルベルトさんがこだわるのが「0時台のチャート」です(日本時間7時、夏時間6時)。
この時間帯はFX業者さんがメンテナンスに入るため、どうしても15分などの壊れたデータが生まれます。これは実際のチャートとは異なることを意味します。
「E = mc²」はこの参考にならない「0時台のチャート」ではエントリーしないように設計されています。そしてある程度バッファ(余裕)を持たせておき、東京時間が始まるまでに決済します。
「E = mc²」と「Einstein アインシュタイン」
実はアルベルトさんは「E = mc²」とほぼ同時期に「Einstein アインシュタイン」というEAの販売も開始しています。こちらはUSD/JPYを使ったスキャルピングEAです。
EA | E = mc² | Einstein アインシュタイン |
通貨ペア | GBP/USD | USD/JPY |
最大ポジション数 | 1 | 1 |
使用時間足 | 5分足 | 5分足 |
SL | 50 | 50 |
TP | 80 | 50 |
買/売 | 「売り」のみ | 「買い」のみ |
ふたつのEAで異なるのが「E = mc²」が「売り」のみでトレードするのに対して、「Einstein アインシュタイン」は反対に「買い」のみでトレードをします。
このあたり上手にポートフォリオ関係を組んだなあと思いました。
E = mc²のパラメータ設定
「E = mc²」のパラメータ設定について解説します。
- MAGIC1:マジックナンバー
- Lots:運用ロット
- StopLoss:ストップロス(初期値:50)
- TakeProfit:テイクプロフィット(初期値:80)
- MaxPositionCount:最大ポジション数?(初期値:1)
まさにシンプルでこちらの介入の余地はありません。運用ロット、あとは必要に応じてマジックナンバーを設定すれば運用できるようになっています。
ストップロスやテイクプロフィットも設定できるようになっていますが、こちらもいじらない方が良いでしょう(EAの再現性が異なってしまいます)。
EAはかんたん設計されているものがいちばんです。
SOMEYA
E = mc²のバックテスト
通貨ペア | GBP/USD |
期間 | 2015.01.02 – 2019.12.05 |
初期証拠金 | 10,000ドル |
スプレッド | – |
純益 | 25,517.12ドル |
プロフィットファクタ(PF) | 1.93 |
ペイオフレシオ(PR) | 0.64 |
最大ドローダウン | 2,152(6.89%) |
相対ドローダウン | 7.86% |
勝率 | 74.88% |
最大勝トレード | 801.06 |
最大敗トレード | -500 |
平均勝トレード | 69.26 |
平均敗トレード | -107.16 |
最大連勝 | 29 |
最大連敗 | 6 |
平均連勝 | 4 |
平均連敗 | 1 |
バックテスト精度
バックテストは、公式のものを採用しています。
「2015年〜2019年」のデータ。検証期間は少し短めに感じます。
純益
純益は5年間で「25,517ドル」でした。
100万円の証拠金が約355万円になるイメージです。
100万円の証拠金で1年間あたり約5,000ドル(約50万円)を得ていると考えると、かなりパフォーマンスが高いことがわかります。
プロフィットファクタ(PF)
プロフィットファクタ(総利益が総損失の何倍かを表す指標)は1.93でした。これは非常に高い結果と言えるでしょう。一般的には、PFが1.50以上あると優秀なEAと判断されます。
1.00倍を超えていれば、理論上は取引を続けるごとに利益が増えていくことになるので、長期的に運用できるEAと言えるでしょう。
ペイオフレシオ(PR)
ペイオフレシオ(損益率。勝ち平均が負け平均の何倍かを表す指標)は、0.64でした。
1.00を下回っているということは、1回あたりの勝ち平均が1回あたりの負け平均より小さいということです。これはEAのタイプなので良い悪いという意味ではありません。
勝率が86.18%の場合、損益率は0.33以上あれば、取引手法として成り立ちます。これを考慮すると、「E = mc²」は、十分手法として成り立つと言えるでしょう。
損益がトントンになるPR=負ける確率÷勝つ確率
ドローダウン
相対ドローダウンは、最大で7.86%でした。ドローダウンは20%を超えると「メンタルがキツい…」と言われるので、十分運用に耐えられるものと言えます。
証拠金さえ余裕があれば、100万円あたり2.0ロットでもいけるかもしれません(バックテストは1.0ロットで運用しています)。
トレードの傾向
「E = mc²」は、優位性の高いポイントで売りエントリーし、淡々と決済するというのを繰り返しながら利益を増やしていきます。こういったシンプルなEAが実は強かったりしますよね。
バックテストでもフォワードテストでもロットは高めでトレードしているので、リスク許容型の方は同じ用にするのも良いでしょう。もちろん100万円あたり0.1ロットくらいでもかまいません。
EAを撤退させるラインについては、「最大ドローダウンを更新したとき」など、あらかじめルールを決めておくと良いでしょう。
SOMEYA
E = mc²の口コミ・評判
GogoJungleに投稿された「E = mc²」の口コミ・評判を見てみましょう。
まとめ
アルベルトさんの「E = mc²」を徹底検証しました。
「E = mc²」は冗談ではなく、本当に「このふざけたランキングをぶっ壊す!」を実現してしまうのではないかと思うEAでした。おそらく内包しているロジックはかなりシンプルだと思います。
あなたがFX相場を攻略するのを応援しています。