EA_Midnight_Koala_NZ_Plusを徹底検証、日本時間深夜から早朝にかけてコツコツトレードを繰り返すAUD/NZDのスキャルピングEA

寝ている間にコツコツと運用してくれるEAっていいですよね。
ねこ博士さんの「Moni_Sca_USDJPY」はまさにそんなタイプのEAでした。
今回、検証する「EA_Midnight_Koala_NZ_Plus」も日本時間深夜から早朝にかけての緩やかな相場でコツコツ利益を重ねていくタイプのEAです。
前作「EA_Midnight_Koala」とはどのような違いがあるのでしょうか。
ここでは、ねこ博士さんの「EA_Midnight_Koala_NZ_Plus」について徹底検証します。
ねこ博士さんのEAは、お手頃価格で導入しやすいのが特徴です。
SOMEYA
目次
EA_Midnight_Koala_NZ_Plusのフォワードテスト
「EA_Midnight_Koala_NZ_Plus」のフォワードテストの実績です。
約定日時 | 損益(円) |
08/28 | -179 |
08/29 | 4068 |
08/30 | 591 |
08/31 | -1018 |
08/31 | 688 |
08/31 | 805 |
09/04 | 576 |
09/07 | 565 |
09/05 | -531 |
09/07 | 1332 |
09/12 | 613 |
09/12 | 627 |
09/13 | 596 |
09/12 | -52 |
09/14 | 609 |
09/14 | 587 |
09/14 | 587 |
09/18 | -15 |
09/19 | 3147 |
09/20 | 354 |
09/26 | 647 |
09/26 | 632 |
09/26 | 805 |
09/26 | 622 |
09/26 | 593 |
09/27 | 593 |
合計 | 17,842 |
8/28〜9/27の損益は「+17,842円」でした(すべて0.1ロットによる運用)。
最大3ポジション持ちますが、きちんと決済されているのが分かります。万一、相場がポジションとは逆方向に進んでもストップロス(100pips)が設定されているので安心です。
最新の「収益」「収益率(全期間)」「勝率」などの情報は、「EA_Midnight_Koala_NZ_Plus」の商品ページに掲載されています。
EA_Midnight_Koala_NZ_Plusの特徴
通貨ペア | AUD/NZD |
取引スタイル | スキャルピング |
最大ポジション数 | 3 |
使用時間足 | 5分足 |
ストップロス(SL) | 100 |
テイクプロフィット(TP) | 8 |
両建て | なし |
AUD/NZDを使ったスキャルピングEA
「EA_Midnight_Koala_NZ_Plus」は、AUD/NZDを使ったスキャルピングEAです。
「AUD/NZD」というのはかなり珍しく感じますよね。
というのも、そもそも「EA_Midnight_Koala」には、「AUD/CAD」でトレードするEAがあり、本作はその姉妹版にあたります(詳しくは後述します)。
日本時間深夜から朝方にかけてトレード
「EA_Midnight_Koala_NZ_Plus」は、日本時間深夜(Midnight)から朝方にかけてエントリーします。豪ドルを中心にエントリーすることから「Koala」と名付けられているのが分かります。
以前、紹介した「Moni_Sca_USDJPY」もそうですが、ねこ博士さんは早朝スキャルピング系のEAの開発も上手ですよね〜。
早朝スキャル型EAは、上手に活用すると資金効率が高くなります。
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ねこ博士さんのEAのおさらい
ねこ博士さんと言えば、「お手頃な価格で使えるEAを販売している人」というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。お財布に優しいEAはうれしいですよね(笑)。
そこで、ねこ博士さんがこれまでにどんなEAを発表してきたのかをまとめて見てみましょう。シリーズをまとめると傾向が見えてきます。
- EA_Six_Arrow(2015年7月31日)*販売停止
- EA_final_max(2015年8月27日)*販売停止
- EA_final_max_ED(2015年9月4日)
- EA_final_max_ED_Limited(2016年3月31日)
- EA_final_max_Revolution(2016年8月8日)
- 粉雪(2016年8月19日)
- EA_final_max_Revo_Turbo(2016年9月20日)*販売停止
- 吹雪(2016年10月4日)
- EA_final_max_steady(2016年10月4日)*販売停止
- EA_final_max_Full_Throttle(2017年1月9日)*販売停止
- EA_final_swing_GBPJPY(2017年3月8日)
- EA_final_max_5pair(2017年3月10日)
- EA_Bazooka_GBPJPY(2017年6月12日)*販売停止
- Scal_USDJPY(2017年6月22日)
- EA_final_max_Reverse(2017年8月31日)*販売停止
- EA_final_max_Revo_Turbo_Plus(2018年2月28日)
- EA_final_max_w_mix(2018年3月7日)
- Pips_miner_EA(2018年4月12日)
- EA_final_max_NEXT(2018年4月27日)
- EA_final_max_Booster(2108年5月22日)
- EA_Midnight_Koala(2018年8月3日)
- Scal_USDJPY_Morning_Edition(2018年8月14日)
- Pips_miner_EA_EURAUD(2018年8月14日)
- Moni_Sca_USDJPY(2018年8月31日)
- EA_Midnight_Koala_NZ_Plus(2018年9月25日)
ねこ博士さんは、GBP/USDを使ったスキャルピングEA「final_max」シリーズを中心に、EUR/USD版などそこから派生EAのほか、多くのシリーズを発売してきました。
今回は「EA_Midnight_Koala」シリーズです。
- EA_Midnight_Koala:AUD/CAD
- EA_Midnight_Koala_NZ_Plus:AUD/NZD
豪ドル(AUD)を使っている点は共通していますが、2EAを使うことでポートフォリオが組めるようになっています。
「EA_Midnight_Koala_NZ_Plus」はコツコツ利益を重ねてくれます。
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EA_Midnight_Koala_NZ_Plusのパラメータ設定
「EA_Midnight_Koala_NZ_Plus」のパラメータ設定について解説します。
基本的には「Lot」(取引枚数)、「MM」(複利機能)を設定すれば良いでしょう。
TP(テイクプロフィット)は「8」で設定されていますが、海外FX業者の「XM」を使う場合は、「21」以上を設定します(システムの仕様上のため)。
SL(ストップロス)は「100」のままをオススメします。基本的にEAは、すでに開発者さんの方で最適化されているので、数値をイジるほど再現性が低くなってしまいます。
よほど「自分の方が上手に設定できる!」という方以外はそのままにしましょう。
「高いリスク」を取りすぎると、連敗したときに心が折れてしまうかも…。
SOMEYA
EA_Midnight_Koala_NZ_Plusのバックテスト
通貨ペア | AUD/NZD |
期間 | 2005.04.11 – 2018.08.23 |
初期証拠金 | 10,000ドル |
スプレッド | 15 |
純益 | 33,381.37 |
プロフィットファクタ(PF) | 5.02 |
ペイオフレシオ(PR) | 0.13 |
最大ドローダウン | 562.08(1.32%) |
相対ドローダウン | 3.88% |
勝率 | 98.38% |
最大勝トレード | 71.41 |
最大敗トレード | -137.64 |
平均勝トレード | 5.71 |
平均敗トレード | -41.97 |
最大連勝 | 1141 |
最大連敗 | 6 |
平均連勝 | 64 |
平均連敗 | 2 |
バックテスト精度
バックテストは、公式のものを採用しています。
「不整合チャートエラー」は「0」。「2005年〜2018年」のデータ、「全ティック」でバックテストしているため、特に問題ないといって良いでしょう。
スプレッドは「15」(=1.5pips)のため、スプレッドが広がりやすい早朝とは言え、再現性は十分にあると言って良いでしょう。ただし、できるだけ狭いMT4業者を選ぶのをオススメします。
純益
純益は13年間で「33,381.37ドル」でした。
1万ドルが13年間で4倍以上になったことを考えると、かなり良い成績を持っているといえます。勝率が高く、後述するドローダウンが低いので、ロットを高めにトレードしても良いかもしれません。
プロフィットファクタ(PF)
プロフィットファクタ(総利益が総損失の何倍かを表す指標)は5.02でした。これは非常に高い結果と言えます。平均としては1.50以上あるとEAは好む人が多くなるようです。
1.00倍を超えていれば、理論上は取引を続けるごとに利益が増えていくことになるので、長期的に運用できるEAと言えるでしょう。
ねこ博士さんのEAは、プロフィットファクタがすさまじいです…。
ペイオフレシオ(PR)
ペイオフレシオ(損益率。勝ち平均が負け平均の何倍かを表す指標)は、0.13でした。
1.00を切っているということは、1回あたりの勝ち平均が1回あたりの負け平均より少ないということです。ただし、「EA_Midnight_Koala_NZ_Plus」の場合は、それを勝率で補っていることになります。
勝率が98.38%の場合、損益率は0.01以上あれば、取引手法として成り立ちます。これを考慮すると、「EA_Midnight_Koala_NZ_Plus」は、十分手法として成り立つと言えるでしょう。
損益がトントンになるPR=負ける確率÷勝つ確率
ドローダウン
相対ドローダウンは、最大で3.88%でした。ドローダウンは20%を超えると「メンタルがキツい…」と言われるので、十分の許容範囲と言えるでしょう。
「EA_Midnight_Koala_NZ_Plus」はドローダウンが非常に低いEAなので、取引ロットを5倍くらいに増やしてしまっても問題ありません。
具体的にはバックテストは1万ドル(約100万円)に対して0.1ロット(1万通貨)で取引しています。これを0.5ロット(5万通貨)くらいで取引しても良いでしょう。
ただ、同じEAで枚数を多くするなら、複数のEAに分散して運用するほうがリスクは下がります。
トレードの傾向
「EA_Midnight_Koala_NZ_Plus」は、勝率が98.38%ということで、非常に高い勝率が魅力のEAと言えます。
その分、1回の負けは100pipsとドカンと負けますが、それを十分に補うだけのポテンシャルは持っています。勝てる相場のときに徹底的に攻めていくと良いでしょう。
EAを運用するときに大切なのは、目の前の1回、2回の負けで決めるのではなく、長期に運用して相場が変わったときに撤退することです。
EAを撤退させるラインについては、「最大ドローダウンを更新したとき」など、あらかじめルールを決めておくと良いでしょう。
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EA_Midnight_Koala_NZ_Plusの口コミ・評判
GogoJungleに投稿された「EA_Midnight_Koala_NZ_Plus」の口コミ・評判を見てみましょう。
※レビュー投稿待ち
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まとめ
ねこ博士 さんの「EA_Midnight_Koala_NZ_Plus」を徹底検証しました。
「EA_Midnight_Koala_NZ_Plus」は、「EA_Midnight_Koala」とセットで使うとポートフォリオを構築できるでしょう(資源国通貨3兄弟です/笑)。
日本時間深夜から早朝にかけて「眠っている資金効率を上げたい」という方は、「EA_Midnight_Koala_NZ_Plus」を積極的に活用して資金を効率良く増やしてください!