ユーロエーン EURJPYを徹底検証、最大50ポジションで相場を攻略する超肉食型EA

EA初心者の方にとって厄介なのが設定です。
設定するパラメータが多いと、それだけで「う〜ん…」となってしまう方も多いのではないでしょうか。僕自身、EA運用を始めた頃はそうなっていたのを覚えています(いつからか忘れてしまう)。
そのため、今でもEAの設定がかんたんなEAは、それだけで好感が持てたりします。
今回紹介するターさんのEAは「取引ロット」くらいで良いというシンプルさです。
ここでは、ターさんの「ユーロエーン EURJPY」について徹底検証します。
「ユーロエーン EURJPY」は期間限定の格安販売になっています!
SOMEYA
目次
ユーロエーン EURJPYのフォワードテスト
「ユーロエーン EURJPY」のフォワードテストの実績です。
取引ロットは0.03〜0.27になります。ただし、複利ではなく、ナンピン時(?)ロットを上げるみたいなロジックが組まれていると思われます。
- 2018年9月:147,709円
- 2018年10月:329,890円
- 2018年11月:84,351円
2018年9月10日〜11月12日までに「560,032円」の利益が出ています。
すさまじい取引回数と利益です。
最新の「収益」「収益率(全期間)」「勝率」などの情報は、「ユーロエーン EURJPY」の商品ページに掲載されています。
ユーロエーン EURJPYの特徴
通貨ペア | EUR/JPY |
取引スタイル | スキャルピング |
最大ポジション数 | 50 |
使用時間足 | 5分足 |
ストップロス(SL) | 0 |
テイクプロフィット(TP) | 100 |
両建て | なし |
「ユーロエーン EURJPY」は、長期的に利益が出るロジックが組まれているEAです。
特徴を見てわかるのは「最大ポジション数」が「50」ということ。これ、証拠金をかなり意識しないとヤバいですね…(笑) そのため、フォワード実績も1000通貨単位で取引されています。
最大ポジション数は「50」ですが、内部パラメータで変更もできるようになっています。ただ、できれば変更しないで、取引ロットを下げるようにしたいところです(再現性を考慮して)。
取引枚数だけは十分に注意しましょう。
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ターさんのEAのおさらい
ターさんがこれまでにどんなEAを発表してきたのかをまとめて見てみましょう。シリーズをまとめると傾向が見えてきます(現時点で購入可能のEAのみを記載しています)。
- Rich System(2018年7月3日)
- gold EA USD/JPY専用(2018年7月31日)
- Explosion System(2018年6月17日)
- Gradually USD/JPY System(2018年6月17日)
- Lucky EA(2018年8月2日)
- Factory System(2018年8月30日)
- ユーロエーン EURJPY(2018年11月7日)
この中で「Factory System」以外はすべてプラスで成績が推移しています。
ユーロエーン EURJPYのパラメータ設定
「ユーロエーン EURJPY」のパラメータ設定について解説します。
- Lots:取引ロット
- MaxTrads:取引回数
EAはかんたん設計されているものがいちばんです。
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ユーロエーン EURJPYのバックテスト
通貨ペア | EUR/JPY |
期間 | 2017.01.02 – 2017.12.30 |
初期証拠金 | 10,000ドル |
スプレッド | 15 |
純益 | 29,927.14 |
プロフィットファクタ(PF) | 1.83 |
ペイオフレシオ(PR) | 0.89 |
最大ドローダウン | 17,514.34(51.83%) |
相対ドローダウン | 51.83% |
勝率 | 67.24% |
最大勝トレード | 1,573.47 |
最大敗トレード | -252.25 |
平均勝トレード | 20.31 |
平均敗トレード | -22.82 |
最大連勝 | 40 |
最大連敗 | 35 |
平均連勝 | 9 |
平均連敗 | 4 |
バックテスト精度
バックテストは、公式のものを採用しています。
期間は「2017年1月〜2017年12月」。検証期間としてはちょっと心もとないというのが正直なところです。おそらく最初だとなかなか手が出る人が少なそう…。
また、スプレッドは「15」(1.5pips)のため、できるだけスプレッドが狭いFX業者でトレードしないと再現性が難しくなってしまいます(命取りなので気をつけましょう)。
純益
純益は1年間で「29,927.14ドル」でした。
100万円の口座が1年間で約400万円になることになります。
プロフィットファクタ(PF)
プロフィットファクタ(総利益が総損失の何倍かを表す指標)は1.83でした。これは非常に高い結果と言えます。平均としては1.50以上あるとEAは好む人が多くなるようです。
1.00倍を超えていれば、理論上は取引を続けるごとに利益が増えていくことになるので、長期的に運用できるEAと言えるでしょう。
また、1.50倍を超えているとかなり優秀なので、「ユーロエーン EURJPY」は優等生中の優等生と言えるでしょう。
ペイオフレシオ(PR)
ペイオフレシオ(損益率。勝ち平均が負け平均の何倍かを表す指標)は、0.89でした。
1.00を切っているということは、1回あたりの勝ち平均が1回あたりの負け平均より少ないということです。ただし、「ユーロエーン EURJPY」の場合は、それを勝率で補っていることになります。
勝率が67.24%の場合、損益率は0.48以上あれば、取引手法として成り立ちます。これを考慮すると、「ユーロエーン EURJPY」は、十分手法として成り立つと言えるでしょう。
損益がトントンになるPR=負ける確率÷勝つ確率
ドローダウン
相対ドローダウンは、最大で51.83%でした。ドローダウンは20%を超えると「メンタルがキツい…」と言われるので、かなりキツイと思います。
実際、おそらく50ポジションまで増やして、かつ損切りがないため、ガツガツ利益を増やす分、負けるときは一発退場のリスクをはらんでいます。
トレードの傾向
「ユーロエーン EURJPY」は、高回転売買で利益を増やす一方、負けが込んだときの損失がかなり大きいタイプのEAと言えるでしょう。
個人的にはバックテスト期間といい、ちょっと怖いかなという印象を持ちました(ゴメンナサイ)。
EAを撤退させるラインについては、「最大ドローダウンを更新したとき」など、あらかじめルールを決めておくと良いでしょう。
SOMEYA
ユーロエーン EURJPYの口コミ・評判
GogoJungleに投稿された「ユーロエーン EURJPY」の口コミ・評判を見てみましょう。
まとめ
ター さんの「ユーロエーン EURJPY」を徹底検証しました。
現時点では良くも悪くも判断できないという感じですが、リスクテイカーの方なら選んでも良いと思っています。ただし、最大ポジション数は十分に注意してください。