Nexus_GBPAUD_M15を徹底検証、GBP/AUD(ポンドオージー)を使った珍しいデイトレ、スイングトレードEA

普段、どんな通貨ペアを取引しますか?
日本人ならEUR/USD、USD/JPY、EUR/JPY、GBP/JPYあたりが多いでしょうか。AUD/JPYを得意とする裁量トレーダーさんも多いですよね。
今回、検証するEAは「GBP/AUD」という珍しい通貨ペアを取引します。
どんな手法を見せてくれるのでしょうか。
ここでは、JAMさんの「Nexus_GBPAUD_M15」を徹底検証します。
「Nexus_GBPAUD_M15」は12月に入ったら、価格が上がります!
SOMEYA
目次
Nexus_GBPAUD_M15のフォワードテスト
「Nexus_GBPAUD_M15」のフォワードテストの実績です(単位:円)。
取引ロットは0.1(1万通貨)になります。
- 2018年10月:12,011円
- 2018年11月:103,736円
約1ヶ月で、「115,747円」の利益が出ています。
最新の「収益」「収益率(全期間)」「勝率」などの情報は、「Nexus_GBPAUD_M15」の商品ページに掲載されています。
Nexus_GBPAUD_M15の特徴
通貨ペア | GBP/AUD |
取引スタイル | デイトレード、スイングトレード |
最大ポジション数 | 10 |
使用時間足 | 15分足 |
ストップロス(SL) | 200 |
テイクプロフィット(TP) | 20 |
両建て | なし |
「Nexus_GBPAUD_M15」は、GBP/AUD(ポンド/オージー)の15分足を使ったデイトレ、スイングトレードEAです。
最大ポジション数が10ということで、証拠金管理が難しいかもしれません…。ということもあり、最近は1ポジションEAが人気なんですよね(気持ちはわかります)。
「Nexus_GBPAUD_M15」はGBP/AUDでトレードするというのが珍しいですね。
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Nexus_GBPAUD_M15のパラメータ設定
「Nexus_GBPAUD_M15」のパラメータ設定について必要なものを解説します。
ロットを設定すれば運用できる
「Nexus_GBPAUD_M15」は、ロットを設定すれば運用できるようになっています。EA初心者でもかんたんに運用できるのがうれしいところです。
週末クローズ機能
「Nexus_GBPAUD_M15」は「週末クローズ機能」が搭載されています。
ただ、デフォルトは「false」なので、週末クローズされません。
- Week_Position_Close = false
- Close_Week_At_Server = 5
- Close_Time_At_Server = “21:00”
Week_Position_Close:週末クローズ機能のON・OFF
まず、「Week_Position_Close」で週末クローズ機能のON・OFFを設定します。
- true:週末クローズ機能を使う
- false:週末クローズ機能を使わない
Close_Week_At_Server:クローズする曜日の設定
次に、「Close_Week_At_Server」でクローズする曜日を設定します。
- 1:月
- 2:火
- 3:水
- 4:木
- 5:金
- 6:土
MT4の「曜日」を設定します。
たとえば、GMT+2(夏時間は+3)の場合、「5」に設定します。
GMT+9(日本時間)の場合は、「6」に設定します。
Close_Time_At_Server:クローズする時刻の設定
そして、「Close_Time_At_Server」でクローズする時刻を設定します。
これも「サーバ時刻」(MT4の時刻)を入力します。
たとえば、GMT+2(夏時間は+3)の場合、「22」「23」などに設定します。取引をするFX業者の週末の取引可能時間を調べておきましょう。
GMT+9(日本時間)の場合は、「5」「6」などに設定します。
MT4に採用されているタイムゾーンで多いのは、日足が5本で使いやすい「GMT+2」、続いて日本時間にあたる「GMT+9」です。
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Nexus_GBPAUD_M15のバックテスト
通貨ペア | GBP/AUD |
期間 | 2013.01.03 – 2018.10.18 |
初期証拠金 | 10,000ドル |
スプレッド | 30 |
純益 | 16,074.26 |
プロフィットファクタ(PF) | 1.39 |
ペイオフレシオ(PR) | 0.29 |
最大ドローダウン | 3,496.94(13.04%) |
相対ドローダウン | 18.89% |
勝率 | 82.27% |
最大勝トレード | 128.18 |
最大敗トレード | -141.82 |
平均勝トレード | 23.02 |
平均敗トレード | -76.78 |
最大連勝 | 69 |
最大連敗 | 23 |
平均連勝 | 3 |
平均連敗 | 3 |
バックテスト精度
バックテストは、ゴゴジャンに掲載されている公式のものを採用しています。
検証期間は、2013年〜2018年。2005年あたりからのバックテストが多いのを考えると、若干短いようにも感じます(通貨ペアがマイナーなので難しいのかもしれません)。
スプレッドは「30」(3.0pips)で検証されています。通貨ペアがGBP/AUDなので、判断が難しいのですが(あまり詳しくわからないです)、妥当と言えるでしょう。
純益
純益は6年間で「16,074.26ドル」でした。
6年間で100万円の証拠金が260万円になる計算です。年利で言うと約26%になります。このくらいのラインがきわめて現実的と言えるでしょう。
プロフィットファクタ(PF)
プロフィットファクタ(総利益が総損失の何倍かを表す指標)は1.39でした。
1.00倍を超えていれば、理論上は取引を続けるごとに利益が増えていくことになるので、長期的に運用できるEAと言えるでしょう。
ペイオフレシオ(PR)
ペイオフレシオ(損益率。勝ち平均が負け平均の何倍かを表す指標)は、0.29でした。
1.00を下回っているということは、1回あたりの勝ち平均が1回あたりの負け平均より小さいということです。その分、勝率でカバーしていることになります。
勝率が82.27%の場合、損益率は0.21以上あれば、取引手法として成り立ちます。これを考慮すると、「Nexus_GBPAUD_M15」は、十分手法として成り立つと言えるでしょう。
損益がトントンになるPR=負ける確率÷勝つ確率
ドローダウン
相対ドローダウンは、最大で18.89%でした。
相対ドローダウンは20%を超えるとキツイ(メンタルがやられる)と言われますが、このくらいなら問題なく運用できるでしょう。
トレードの傾向
「Nexus_GBPAUD_M15」は、現実的な勝率で利益を積み重ねるEAです。
ただし、最大10ポジションを持つので、その点は注意しましょう。
EAを運用するときに大切なのは、目の前の1回、2回の負けで決めるのではなく、長期に運用して相場が変わったときに撤退することです。
EAを撤退させるラインについては、「最大ドローダウンを更新したとき」など、あらかじめルールを決めておくと良いでしょう。
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Nexus_GBPAUD_M15の口コミ・評判
GogoJungleに投稿された「Nexus_GBPAUD_M15」の口コミ・評判を見てみましょう。
>>「Nexus_GBPAUD_M15」の最新レビューを見る
まとめ
JAMさんの「Nexus_GBPAUD_M15」を徹底検証しました。
「Nexus_GBPAUD_M15」はGBP/AUDという珍しい通貨ペアを使って運用するEAですが、若干そのポテンシャルを活かしきれていないのかなという印象がありました(スミマセン)。
いつもと違う通貨ペアでポートフォリオを組みたいという方にオススメのEAと言えるでしょう。