シストレ24の2018年の成績、相場に合ったストラテジーの選び方

2019年がはじまり1週間が経ちました。
為替相場では新年早々大相場がやってきています。
さて、インヴァスト証券[シストレ24]のストラテジーを選ぶとき、「どうやってストラテジーを選んでいいかわからない」という方も多いと思います。
良いストラテジーの選び方は本当に難しいですよね。
そこで、この記事では、2018年のストラテジーの成績、そして誰でもできる「相場に合ったEAの選び方」について解説します。
目次
「Invest Press」がストラテジーを選ぶ基準
「Invest Press」は、2018年9月に運営をはじめたばかりのサイトです。当サイトでは、週に一度、「今週の成績」という形でEAやシストレ24の成績を記録してきました。
ここでのストラテジーの選び方は「好み」は一切除外して、「人気」のみで選んでいます。
人気というのは興味深いもので、そのときの相場で利益が出るストラテジーが選ばれます。これは当然で誰もが利益が出るものを選び、損が出ているものを選ばないからです。
そして、さらに面白いのは「そのときの相場で利益が出るストラテジー」は変わるという点です。これは「相場が変わる」とか「ストラテジーの寿命」などと表現されます。
こうなると「ずっと使い続けられるストラテジーはないのでは…!?」と思う方も多いと思います。僕自身、永遠に使えるストラテジーはないと思っています。
なぜなら、自分で開発したEAと違い、ストラテジーはブラックボックス要素が強いからです(もっとも他人が開発したEAもブラックボックス要素は強いのですが)。
そこで発想を逆転させて、「使うストラテジーは常に変える」という方法で検証しました。
以下は、ランキング上位のストラテジーを運用した結果です。
2018年の「実現損益」上位のストラテジー
1位
1〜3位
1〜5位
総評
「実現損益」(いわゆる利益がどれだけ出たか)ランキングの上位のストラテジーを選んだ成績結果です。
結果、1位、1〜3位は微益が出ているものの、3パターンともドローダウンが激しくて実用には耐えられないと判断しました。
2018年の「フィット」上位のストラテジー
1位
1〜3位
1〜5位
総評
続いて「フィット」です。フィットは「最近の相場に合っている」ストラテジーが選ばれます。しかし、結果は惨敗…。
最近の相場に合っているという動き出しが遅くなってしまうのか、3パターンともマイナスの結果になってしまいました。
2018年の「金の卵」上位のストラテジー
1位
1〜3位
1〜5位
総評
「金の卵」は、「累積損益が年間を通じて右肩上がり」のストラテジーです。
1〜3位、1〜5位のストラテジーは比較的良い成績を残しているものの、本来いちばん成績が良いものであってほしい1位のストラテジーが大きなドローダウンをしています…。
2018年の「初心者」上位のストラテジー
1位
1〜3位
1〜5位
総評
続いて「初心者」のストラテジーです。初心者は、「これから運用を始めるのにオススメ」というフワッとした定義になっています(笑)。
ただ、結果は意外にも3パターンとも利益を出していることがわかります。特に1〜3位のストラテジーを運用したパターンに関しては、3,384pipsの利益が出ました。
これはかなり実用的なものと言えるでしょう。
2018年の「フルオート」上位のもの
1位
1〜3位
1〜5位
総評
最後は「フルオート」です。フルオートは、誰かが選んだ「ストラテジー」のパックを選ぶという特殊な形態になります。
これを試したのですが、1位、1〜3位、1〜5位どのパターンを試しても、人間の感情でストラテジーを選んでしまっているからか、成績はよくありませんでした。
ちなみにフルオートのみ成績の単位は「円」になります(これ以外はすべて「pips」)。
相場に合ったストラテジーの選び方のまとめ
2018年9月からストラテジーを運用した成績を紹介しました。
今回の結果から次のようなことがわかりました。
- もっとも成績が安定しているのは「初心者」のストラテジー
- 複数のストラテジーを使うと成績が安定する
- フルオート上位のものは参考にしない方が良い
ここからは仮説ですが、おそらくコツコツ貯めた利益を一発で吹き飛ばしているのは、ナンピン系のストラテジーによるものだと思います。
そこでこのようなプランを考えました。
- 毎週土日にストラテジーの入れ替えをする
- 参考にするのは「初心者」のストラテジー
- 上位から3〜5本のストラテジーを選ぶ
- ナンピン系のものは選ばない
これを繰り返すことで、比較的安定した成績が期待できそうです。
当サイトでも引き続き運用結果を記録していきます。
今年もFX相場から利益を得られる仕組みをつくっていきましょう!