Salamander USDJPY M5を徹底検証、24時間稼働型のスキャルピングEAで資金効率良くトレード可能

スキャルピング、デイトレード、スウィングトレード、EAにもさまざまなタイプがあります。
なかでも資金効率が良い(売買回数が多いとほぼ同義)スキャルピングEAが好きという方も多いと思います(資金が眠ってしまうのはもったいないですからね…)。
ただ、なかなかフォワードに耐えられるEAを見つけるというのは至難の業ではないでしょうか。
今回検証するEAは、販売開始後フォワードにおいても結果を出しているEAです。
この記事では、KMLさんの「Salamander USDJPY M5」について徹底検証します。
KMLさんのEAは、イラストも統一感があって良いですよね。
SOMEYA
目次
Salamander USDJPY M5のフォワードテスト
「Salamander USDJPY M5」のフォワードテストの実績です。
取引ロットは2018年5月30日までが0.1ロット(1万通貨)、それ以降は1.00ロット(10万通貨)になります。
- 2018年3月:-15,210円
- 2018年4月:-770円
- 2018年5月:15,270円
- 2018年6月:17,100円
- 2018年7月:53,800円
- 2018年8月:59,000円
- 2018年9月:25,300円
- 2018年10月:25,600円
- 2018年11月:38,800円
- 2018年12月:52,000円
- 2019年1月:32,300円
2018年3月2日〜2019年1月15日までで「309,679円」の利益を上げています。
最初の2ヶ月間はマイナス損益になっていますが、以降は調子を取り戻していることがわかります。かなり優等生のEAだと言えるでしょう。
最新の「収益」「収益率(全期間)」「勝率」などの情報は、「Salamander USDJPY M5」の商品ページに掲載されています。
Salamander USDJPY M5の特徴
通貨ペア | USD/JPY |
取引スタイル | スキャルピング |
最大ポジション数 | 2 |
使用時間足 | 5分足 |
ストップロス(SL) | 120 |
テイクプロフィット(TP) | 30 |
両建て | なし |
24時間型スキャルピングEA
「Salamander USDJPY M5」は、24時間型のスキャルピングEAです。
なぜ「24時間型」とことわりを入れているのかというと、スキャルピングEAのなかには特定の時間帯のみトレードするものも多いからです。
たとえば、早朝の時間帯限定でトレードする「早朝スキャルピングEA」などがあります。
一方、「Salamander USDJPY M5」は24時間稼働しているので、内部ロジックがエントリーを判断すると、いつでもトレードできるようになっています。
バージョンアップにも対応
前述のフォワードテストを見てもわかるように、「Salamander USDJPY M5」は、公開後の2ヶ月感は損益がマイナスで推移していました。
しかし、その後バージョンアップをしてからはすべての月の損益がプラスになっています。
このように「販売して終わり」ではなく、その後にバージョンアップをしてくれるEAは、非常にトレーダー思いであると言えるでしょう。
KMLさん自身がトレーダーであるというのも理由のひとつなのかもしれません。
実際のトレーダーさんが開発するEAは強いですね。
SOMEYA
KMLさんのEAのおさらい
KMLさんはこれまでに多くのEAを開発してきました。
そこで、KMLさんがこれまでにどんなEAを発表してきたのかをまとめて見てみましょう。
- Hrunting GBPJPY M30:2017年8月31日
- Flame Angel USDJPY M5:2017年8月31日
- Estoc GBPUSD M15:2017年10月26日
- Shinning Sword EURUSD M15:2017年12月20日
- Durandal GBPUSD M15:2017年12月25日
- Gram USDJPY M15:2018年1月28日
- Sylph USDJPY M15:2018年2月20日
- Salamander USDJPY M5:2018年3月23日
- Gram GBPUSD M15:2018年3月23日
- Undine EURUSD M5:2018年6月19日
- Almace USDJPY M5:2018年9月17日
こうしてみると、EURUSD, USDJPY, GBPUSDなどメジャー通貨ペアを得意としていることがわかります。
Salamander USDJPY M5のパラメータ設定
「Salamander USDJPY M5」のパラメータ設定について解説します。
以下、説明の必要がありそうな部分のみ記載します。
GMT設定
GMTを入力します。
- GMT:冬時間のGMTを入力します
- サマータイム:米国式「1」、英国式「2」、サマータイムなし「0」を入力します
週末決済
「Salamander USDJPY M5」は週末決済機能が付いています。
- 週末決済時刻:日本時間で「0〜23」を入力します
- 週末決済曜日:金曜「5」、土曜「6」を入力します
エントリー禁止
「Salamander USDJPY M5」はエントリー禁止機能が付いています。
- エントリー禁止機能:使用する「true」、使用しない「false」
- エントリー禁止開始時刻:日本時間で入力
- エントリー禁止終了時刻:日本時間で入力
EAはかんたん設計されているものがいちばんです。
SOMEYA
Salamander USDJPY M5のバックテスト
通貨ペア | USD/JPY |
期間 | 2005.01.10 – 2018.01.01 |
初期証拠金 | 10,000ドル |
スプレッド | 10 |
純益 | 54,249.20 |
プロフィットファクタ(PF) | 3.47 |
ペイオフレシオ(PR) | 0.29 |
最大ドローダウン | 2,582.02(7.99%) |
相対ドローダウン | 12.41% |
勝率 | 92.13% |
最大勝トレード | 391.56 |
最大敗トレード | -1,430.44 |
平均勝トレード | 84.50 |
平均敗トレード | -285.37 |
最大連勝 | 85 |
最大連敗 | 2 |
平均連勝 | 13 |
平均連敗 | 1 |
バックテスト精度
バックテストは、公式のものを採用しています。
「不整合チャートエラー」は「0」。「2005年〜2018年」のデータ。
検証期間は十分です。
スプレッドも「10」(1.0pips)のため、十分再現性があると言えるでしょう。できるだけスプレッドが狭いFX業者を選ぶと良いでしょう。
純益
純益は13年間で「54,249.20」でした。
100万円の証拠金が642万円になる計算です。単利でこの結果なので、かなり良い成績と言えるでしょう。
プロフィットファクタ(PF)
プロフィットファクタ(総利益が総損失の何倍かを表す指標)は3.47でした。これは非常に高い結果と言えます。平均としては1.50以上あるとEAは好む人が多くなるようです。
1.00倍を超えていれば、理論上は取引を続けるごとに利益が増えていくことになるので、長期的に運用できるEAと言えるでしょう。
また、1.50倍を超えているとかなり優秀なので、「Salamander USDJPY M5」は優等生と言えるでしょう。3倍超えているのはスゴすぎます!
ペイオフレシオ(PR)
ペイオフレシオ(損益率。勝ち平均が負け平均の何倍かを表す指標)は、0.29でした。
1.00を下回っているということは、1回あたりの勝ち平均が1回あたりの負け平均より少ないということです。その分、勝率で補っていることになります。
勝率が92.13%の場合、損益率は0.08以上あれば、取引手法として成り立ちます。これを考慮すると、「Salamander USDJPY M5」は、十分手法として成り立つと言えるでしょう。
損益がトントンになるPR=負ける確率÷勝つ確率
ドローダウン
相対ドローダウンは、最大で12.41%でした。ドローダウンは20%を超えると「メンタルがキツい…」と言われるので、特に問題ないでしょう。
最近は相対ドローダウンが一桁のものも多く、12.41%だと高く感じる方もいるかもしれませんが、このくらいのドローダウンなら心が折れることはまずありません。
トレードの傾向
「Salamander USDJPY M5」は、コツコツ利益上げてくれる安定したEAと言えるでしょう。
個人的にはかなりポテンシャルが高いEAだと思っています。なによりフォワードテストでその再現性の高さがわかります
EAを撤退させるラインについては、「最大ドローダウンを更新したとき」など、あらかじめルールを決めておくと良いでしょう。
SOMEYA
Salamander USDJPY M5の口コミ・評判
GogoJungleに投稿された「Salamander USDJPY M5」の口コミ・評判を見てみましょう。
>>「Salamander USDJPY M5」の最新レビューを見る
まとめ
KMLさんの「Salamander USDJPY M5」を徹底検証しました。
「Salamander USDJPY M5」はKMLさんのEAの中でも特に高い能力を持っているEAです。
資金効率の良い「24時間稼働型」のスキャルピングEAを探している方なら、選んで後悔することはまずないでしょう。
(「Salamander USDJPY M5」は値上げが予定されています)