スキャルピングカピパラを徹底検証、2つのロジックを搭載したスキャルピングEA

かわいいアイコンが特徴的なKMLさんEA。
お世辞にも見た目に気を使っているとは言えないEAが多いなか、KMLさんみたいに統一感のある世界を見せてくれるのは、それだけでうれしいですよね(もちろん実力も必要)。
今回検証するのは、ドル円を使った24時間型のスキャルピングEAです。
この記事では、KMLさんの「スキャルピングカピパラ」について徹底検証します。
KMLさんのEAは、イラストも統一感があって良いですよね。
SOMEYA
目次
スキャルピングカピパラのフォワードテスト
「スキャルピングカピパラ」のフォワードテストの実績です。
取引ロットは1.0ロット(10万通貨)になります。
日時 | 結果 |
2019/02/25 22:30:00 | -14,600 |
2019/02/26 17:25:00 | 16,300 |
2019/02/28 0:20:00 | -4,400 |
2019/02/28 11:10:00 | 9,700 |
2019/03/01 14:30:00 | 10,400 |
2019/03/06 7:20:00 | -1,200 |
2019/03/08 13:05:00 | 5,100 |
2019/03/08 17:45:00 | 4,100 |
2019/03/11 15:00:00 | 6,700 |
2019/03/12 8:00:00 | 3,700 |
2019/03/14 0:55:00 | 8,000 |
2019/03/14 13:10:00 | 8,400 |
2019/03/19 7:50:00 | 4,300 |
2019/03/20 0:06:00 | 4,300 |
損益 | 61,350 |
2019年2月25日〜2019年3月20日までで「61,350円」の利益を上げています。
最新の「収益」「収益率(全期間)」「勝率」などの情報は、「スキャルピングカピパラ」の商品ページに掲載されています。
スキャルピングカピパラの特徴
通貨ペア | USD/JPY |
取引スタイル | スキャルピング |
最大ポジション数 | 2 |
使用時間足 | 5分足 |
ストップロス(SL) | 85 |
テイクプロフィット(TP) | 30 |
両建て | なし |
「スキャルピングカピパラ」は、USD/JPYを使ったスキャルピングEAです。
異なるロジックを搭載し、相場から利益を狙います。
実際のトレーダーさんが開発するEAは強いですね。
SOMEYA
KMLさんのEAのおさらい
KMLさんはこれまでに多くのEAを開発してきました。
そこで、KMLさんがこれまでにどんなEAを発表してきたのかをまとめて見てみましょう。
- Hrunting GBPJPY M30:2017年8月31日
- Flame Angel USDJPY M5:2017年8月31日
- Estoc GBPUSD M15:2017年10月26日
- Shinning Sword EURUSD M15:2017年12月20日
- Durandal GBPUSD M15:2017年12月25日
- Gram USDJPY M15:2018年1月28日
- Sylph USDJPY M15:2018年2月20日
- Salamander USDJPY M5:2018年3月23日
- Gram GBPUSD M15:2018年3月23日
- Undine EURUSD M5:2018年6月19日
- Almace USDJPY M5:2018年9月17日
- スキャルピングカピバラ:2019年2月19日
こうしてみると、EURUSD, USDJPY, GBPUSDなどメジャー通貨ペアを得意としていることがわかります。
スキャルピングカピパラのパラメータ設定
「スキャルピングカピパラ」のパラメータ設定について解説します。
以下、説明の必要がありそうな部分のみ記載します。
GMT設定
GMTを入力します。
- GMT:冬時間のGMTを入力します
- サマータイム:米国式「1」、英国式「2」、サマータイムなし「0」を入力します
EAはかんたん設計されているものがいちばんです。
SOMEYA
スキャルピングカピパラのバックテスト
通貨ペア | USD/JPY |
期間 | 2007.01.01 – 2019.02.01 |
初期証拠金 | 10,000ドル |
スプレッド | 10 |
純益 | 146,538.95 |
プロフィットファクタ(PF) | 1.62 |
ペイオフレシオ(PR) | 0.60 |
最大ドローダウン | 3855.43(23.36%) |
相対ドローダウン | 23.36% |
勝率 | 72.92% |
最大勝トレード | 369.26 |
最大敗トレード | -1,102.36 |
平均勝トレード | 113.06 |
平均敗トレード | -188.28 |
最大連勝 | 26 |
最大連敗 | 8 |
平均連勝 | 4 |
平均連敗 | 1 |
バックテスト精度
バックテストは、公式のものを採用しています。
「不整合チャートエラー」は「0」。「2007年〜2019年」のデータ。
検証期間は十分です。
スプレッドが「10」(1.0pips)ということで、USD/JPYをトレードするときはできるだけスプレッドが狭いFX業者を選ぶようにしましょう。
純益
純益は13年間で「146,538.95ドル」でした。
100万円の証拠金で運用すると1,565万円になる計算です。単利でこの結果なので、かなり良い成績と言えるでしょう。
プロフィットファクタ(PF)
プロフィットファクタ(総利益が総損失の何倍かを表す指標)は1.62でした。これは非常に高い結果と言えます。平均としては1.50以上あるとEAは好む人が多くなるようです。
1.00倍を超えていれば、理論上は取引を続けるごとに利益が増えていくことになるので、長期的に運用できるEAと言えるでしょう。
また、1.50倍を超えているとかなり優秀なので、「スキャルピングカピパラ」は優等生と言えるでしょう。
ペイオフレシオ(PR)
ペイオフレシオ(損益率。勝ち平均が負け平均の何倍かを表す指標)は、0.60でした。
1.00を下回っているということは、1回あたりの勝ち平均が1回あたりの負け平均より少ないということです。その分、勝率で補っていることになります。
勝率が72.92%の場合、損益率は0.37以上あれば、取引手法として成り立ちます。これを考慮すると、「スキャルピングカピパラ」は、十分手法として成り立つと言えるでしょう。
損益がトントンになるPR=負ける確率÷勝つ確率
ドローダウン
相対ドローダウンは、最大で23.36%でした。ドローダウンは20%を超えると「メンタルがキツい…」と言われます。23.36%はちょっと気になるレベルと言えるでしょう。
もし、できるだけ安定した運用をしたいという方は、100万円あたり0.08ロット(8000通貨)くらいを目処に運用するのをおすすめします。
トレードの傾向
「スキャルピングカピパラ」は、堅実な運用が可能なEAです。
ただし、ドローダウンが23%あるため、取引ロットは大きくしないようにしましょう。前述のように100万円あたり0.08ロットくらいを目処にすれば、安全に運用できます。
EAを撤退させるラインについては、「最大ドローダウンを更新したとき」など、あらかじめルールを決めておくと良いでしょう。
SOMEYA
スキャルピングカピパラの口コミ・評判
GogoJungleに投稿された「スキャルピングカピパラ」の口コミ・評判を見てみましょう。
まとめ
KMLさんの「スキャルピングカピパラ」を徹底検証しました。
「スキャルピングカピバラ」は多少ドローダウンが気になるものの、期待できる収益が非常に高いEAです。かつKMLさんのEAは机上でないのが頼もしかったりします。
24時間型のスキャルピングEAを導入して、FX相場から利益を獲得していきましょう。