SilverCoyote(Basic版)を徹底検証、勝率75%で夜明け前の相場を狩る早朝スキャルピングEA

多くの日本人が寝ている時間、EAなら自動でエントリーから決済までしてくれるというのは、資金効率を考えるととても心強いですよね。
古今東西、早朝スキャルピング型のEAが数多く登場しています。
今回、検証するトレストさんの「SilverCoyote(Basic版)」もまた早朝スキャルピング型EAです。
ここでは、トレストさんのEAから「SilverCoyote(Basic版)」を徹底検証します。
寝ている時間にトレードしてくれるEAは手放せません。
SOMEYA
目次
SilverCoyote(Basic版)のフォワードテスト
「SilverCoyote(Basic版)」のフォワードテストの実績です。
取引枚数は取引によって変えてます(0.3〜0.7くらいです)。
2015年〜2018年の年間成績
まずは、2015年7月〜2018年11月の年間成績です。
- 2015年:37,217円
- 2016年:455,785円
- 2017年:321,100円
- 2018年:353,690円
約3年半で「1,167,790円」の利益が出ています。
年間を通してかなり安定していることがわかります。
2018年の月間成績
続いて、直近の成績を詳しく見てみましょう。
2018年1月〜11月の月間成績です。
- 1月:63,872円
- 2月:30,482円
- 3月:54,122円
- 4月:14,547円
- 5月:-23,510円
- 6月:32,696円
- 7月:11,932円
- 8月:49,857円
- 9月:61,714円
- 10月:14837円
2018年は11月現在までに「353,690円」の利益が出ています。
5月だけ月間の損益がマイナスになってしまいましたが、それ以外は非常に成績が安定していることがわかります。トレストさんのEAはかなり優秀ですね!
最新の「収益」「収益率(全期間)」「勝率」などの情報は、「SilverCoyote(Basic版)」の商品ページに掲載されています。
SilverCoyote(Basic版)の特徴
通貨ペア | USD/JPY |
取引スタイル | スキャルピング |
最大ポジション数 | 3 |
使用時間足 | 15分足 |
ストップロス(SL) | 50 |
テイクプロフィット(TP) | 50(ロジック決済あり) |
両建て | なし |
15分足を使ったスキャルピングEA
「SilverCoyote(Basic版)」は、USD/JPY(ドル/円)の15分足を使ったスキャルピングEAです。
通貨ペアはデフォルトで「USD/JPY」になりますが、EUR/JPY、GBP/JPY、AUD/JPYでも良い成績を残せそうとのことでした。
最大3ポジションでトレード
「SilverCoyote(Basic版)」は、相場を判断して「最大3ポジション」を保有します。
シングルポジションほどではありませんが、証拠金をそれほど気にしないで良いのがうれしいところです。
日本時間深夜から早朝が狩り場
「SilverCoyote(Basic版)」は、日本時間の4:30〜9:00までがエントリータイムです。
エントリーしたポジションは正午までに決済されます。
「SilverCoyote(Basic版)」は名前のとおりかなりの肉食です。
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SilverCoyote(Basic版)(ドル円1ロット専用版)の違い
Basic版 | ドル円1ロット専用版 | |
通貨ペア | 制限なし | USD/JPYのみ |
取引ロット | 制限なし | 1.0まで |
価格 | 39,800円 | 14,800円 |
「SilverCoyote」には、次の2種類があります。
- SilverCoyote(Basic版)
- SilverCoyote(ドル円1ロット専用版)
通貨ペア
SilverCoyote(Basic版)は、通貨ペアの縛りがありません。
SilverCoyote(ドル円1ロット専用版)は、USD/JPYのみトレード可能です。
取引ロット
SilverCoyote(Basic版)は、取引ロットの縛りがありません。
SilverCoyote(ドル円1ロット専用版)は最大1.0ロット(10万通貨)の取引になります。
制限に影響なければ(ドル円1ロット専用版)もあり
「取引はUSD/JPYしかしない」「取引ロットは今後も1.0ロット以上しない」
という方は「SilverCoyote(ドル円1ロット専用版)」を選んでも良いでしょう。
一方、「他の通貨ペアを試したい」「1.0ロット以上取引する可能性がある」
という方は、「SilverCoyote(Basic版)」をオススメします。
「SilverCoyote」と「SilverCoyote(Basic版)」の違い
SilverCoyote | SilverCoyote(Basic版) | |
通貨ペア | USD/JPY | USD/JPY |
取引スタイル | スキャルピング | スキャルピング |
最大ポジション数 | 3 | 15 |
使用時間足 | 15分足 | 5分足 |
ストップロス(SL) | 50 | 50 |
テイクプロフィット(TP) | 50(ロジック決済あり) | 0(ロジックで決済) |
両建て | なし | なし |
トレストさんには「SilverCoyote」のほかに「SilverCoyote(Basic版)」という早朝スキャルピング型のEAがあります。この2つの違いについて見てみましょう。
いちばんの違いは「最大ポジション数」です。「SilverCoyote」の最大ポジション数が「3」であるのに対して、「SilverCoyote(Basic版)」は「15」です。
15ということはかなり証拠金を圧迫することがわかります。
この点から考えると、「証拠金が少ない方」「初心者の方」でも利用しやすいのは「SilverCoyote」と言えるでしょう。
FXTF × SilverCoyote(Basic版)口座開設キャンペーン
FOREX.comで新規口座を開設すると「SilverCoyote(Basic版)」が無料でもらえる「FOREX.com × SilverCoyote(Basic版)口座開設キャンペーン」があります。
FOREX.comに口座を持っていない方はキャンペーンを利用すると良いでしょう。
SilverCoyote(Basic版)のパラメータ設定
「SilverCoyote(Basic版)」のパラメータ設定について重要部分のみ解説します。
「SilverCoyote(Basic版)」は次のセクションのパラメータを設定します。
- Set_02:基本設定
- Set_03:エントリー時間の設定
- Set_04:強制決済時間の設定
- Set_05:週末強制決済の設定
ややこしく感じますが、マニュアルを見ればすぐにわかるようになっています。
基本的には、「ロット数」や「複利のオン/オフ」意外はそのままにするのがオススメです。手を加えるごとにEAの再現性が低くなってしまうので、注意しましょう。
「SilverCoyote(Basic版)」は、EA初心者でも設定しやすいパラメータです。
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SilverCoyote(Basic版)のバックテスト
通貨ペア | USD/JPY |
期間 | 2011.01.03 – 2015.12.31 |
初期証拠金 | 1,000,000円 |
スプレッド | 0.5pips |
純益 | 2,185,629 |
プロフィットファクタ(PF) | 1.52 |
ペイオフレシオ(PR) | 0.56 |
最大ドローダウン | 326,937(11.97%) |
相対ドローダウン | 13.98% |
勝率 | 73.00% |
最大勝トレード | 46,500 |
最大敗トレード | -51,500 |
平均勝トレード | 4,906.36 |
平均敗トレード | -8,741.37 |
最大連勝 | 31 |
最大連敗 | 10 |
平均連勝 | 7 |
平均連敗 | 3 |
バックテスト精度
バックテストは、ゴゴジャンに掲載されている公式のものを採用しています。
検証期間は、2011年〜2015年です。
若干短く感じますが、その分、フォワードで実績が出ているのが何よりの証拠です。そのため、バックテストが短いのはほぼ気にする必要がないと言って良いでしょう。
純益
純益は約5年間で「2,185,629円」でした。
100万円が318万円になる計算です。
年利で言うと、40%以上になります。
プロフィットファクタ(PF)
プロフィットファクタ(総利益が総損失の何倍かを表す指標)は1.52倍と大変良い結果でした。
1.00倍を超えていれば、理論上は取引を続けるごとに利益が増えていくことになるので、長期的に運用できるEAと言えるでしょう。
また、1.50倍を超えるEAはかなりの優等生に分類されます。
ペイオフレシオ(PR)
ペイオフレシオ(損益率。勝ち平均が負け平均の何倍かを表す指標)は、0.56でした。
1.00を下回っているということは、1回あたりの勝ち平均が1回あたりの負け平均より小さいということです。
「SilverCoyote(Basic版)」は勝率が高いので(73.00%)、勝率で補っていることになります。
勝率が73.00%の場合、損益率は0.36以上あれば、取引手法として成り立ちます。これを考慮すると、「SilverCoyote(Basic版)」は、十分すぎるほど手法として成り立つと言えるでしょう。
損益がトントンになるPR=負ける確率÷勝つ確率
ドローダウン
相対ドローダウンは、最大で13.98%でした。20%を超えると「メンタルがキツい…」と言われますが、このくらいなら問題はないでしょう。
「SilverCoyote」は最大3ポジション持ちますが、このくらいなら100万円あたり0.1ロット(1万通貨)の運用で十分耐えられます。
もし、資金効率が悪いのが気になる方は、EAの数を増やすのもオススメです。
トレードの傾向
「SilverCoyote(Basic版)」は、勝率を高めにコツコツ利益を重ねていくEAです。
2015年の販売以降、長期間に渡って利益を出し続けています。
EAを運用するときに大切なのは、目の前の1回、2回の負けで決めるのではなく、長期に運用して相場が変わったときに撤退することです。
EAを撤退させるラインについては、「最大ドローダウンを更新したとき」など、あらかじめルールを決めておくと良いでしょう。
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SilverCoyote(Basic版)の口コミ・評判
GogoJungleに投稿された「SilverCoyote(Basic版)」の口コミ・評判を見てみましょう。
多くの朝スキャに多い極端な高勝率で稼ぐのではなく、勝率をある程度犠牲にして大きく取れるときな取るようにつくられている朝スキャです。
TP/SLが同数値でドカンと負けることもありますがドカンと勝つこともあり、コツコツドカンが苦手な方にも扱いやすい朝スキャだと思いました。
ユーザー
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まとめ
トレストさんの「SilverCoyote(Basic版)」を徹底検証しました。
3年以上もフォワード実績があるEAはかなり少ないので、ホンモノの実力派EAと言えるでしょう。運用しやすいので、早朝スキャルピングEAに導入をオススメできる一品です。