Sunflower EURJPYを徹底検証、日本時間の深夜〜早朝にトレードするEUR/JPYのEA

人気のEAのタイプに日本時間の深夜〜早朝にかけてトレードする「早朝スキャル型」があります。
日本時間の深夜はニューヨーク勢だけになるので値動きが穏やか(レンジ相場になりやすい)なんですよね。ただ、たまに大きく動くこともあるので注意は必要です。
今回検証する「Sunflower EURJPY」は、そんな日本時間の深夜〜早朝にトレード時間を限定した、押し目買い、戻り売りのEAです。
開発者のあっきーさんの前EA「Swallow」とはどのような違いがあるのでしょうか。
ここでは、あっきーさんの「Sunflower EURJPY」を徹底検証します。
深夜〜早朝トレードするEAは起きて利益を見るのが楽しみです(笑)。
SOMEYA
目次
Sunflower EURJPYのフォワードテスト
「Sunflower EURJPY」のフォワードテストの実績です。
2018年7月31日〜10月12日まで「44,110円」の利益を出しています(運用枚数は0.1ロット)。
月ごとの成績は以下の通りです。
- 2018年7月:1,820円
- 2018年8月:18,580円
- 2018年9月:15,640円
- 2018年10月:8,070円
最新の「収益」「収益率(全期間)」「勝率」などの情報は、「Sunflower EURJPY」の商品ページに掲載されています。
Sunflower EURJPYの特徴
通貨ペア | EUR/JPY |
取引スタイル | デイトレード |
最大ポジション数 | 1 |
使用時間足 | 5分足 |
ストップロス(SL) | 0 |
テイクプロフィット(TP) | 0 |
両建て | なし |
EUR/JPYを使ったEA
「Sunflower EURJPY」は、EUR/JPY(ユーロ/円)を使ったEAです。
前述のように日本時間深夜から早朝にかけて取引します。
あっきーさんの前のEA「Swallow」はEUR/USD(ユーロ/ドル)を使ったスイングトレードEAなので、トレード手法、通貨ペアでポートフォリオを組むことが可能です。
5分足確定時に取引
「Sunflower EURJPY」は、5分足確定時に取引を行うのが特徴です。
「だから何?」という方もいるかもしれませんが、EAのバックテストをしたことがある方なら、この素晴らしさがわかると思います。
通常、EAのバックテストは、1分足のローソク足の「始値・高値・安値・終値」で判断されており、それ未満の数値は考慮されていません。
そのため、「本来なら利食いできた」、または「本来なら損切りしていた」というはずのポイントが無視されてしまうことがあるのです。結果、再現性がないEAができあがってしまいます。
30分足や1時間足のように比較的長い時間足では、この影響は少なくなりますが、5分足のように短い時間足を使ったトレードでは、かなり影響が出ると考えています。
「Sunflower EURJPY」は、その点をあらかじめ考慮してあり、「5分足確定時のみ」でしか判定していないため、バックテストの再現性がきわめて高くなっています。
TP/SLを内部処理するステルス機能を実装
さらに「Sunflower EURJPY」は、TP/SL(利食い/損切り)の注文を出さず内部処理するという形をとっています。これによって、FX業者のストップ狩りに合うリスクを減らしています。
FX業者についてはいろいろな噂がありますが、後ろめたいことをやっているところはあります…。
そのため、悲しいかなこのようにステルス機能を使うなどして自衛する方法がいちばんだったりするのです(闇が深いのもまたFXの魅力ではあるのですが)。
ローソク足の確定で判断するというのは非常に良いです!
SOMEYA
FXTF × Sunflower EURJPY口座開設キャンペーン
FOREX.comで新規口座を開設すると「Sunflower EURJPY」が無料でもらえる「FOREX.com × Sunflower EURJPY 口座開設キャンペーン」があります。
FOREX.comに口座を持っていない方はキャンペーンを利用すると良いでしょう。
Sunflower EURJPYのパラメータ設定
「Sunflower EURJPY」のパラメータ設定について解説します。
- MagicNumer:マジックナンバー。他のEAと異なる値にします。
- Lots:取引ロット数(0.1=1万通貨)
- MoneyManagement:複利機能のON・OFF
- Leverage:複利機能時のレバレッジ設定
- MaxSpread:最大スプレッド。この値より開いた場合エントリーしません。
- Slippage:スリッページ。この値より開いた場合エントリーしません。
- rTakeProfit:利益確定額(%)ここはデフォルトにしておきましょう。
- rStopLoss:損失確定額(%)ここもデフォルトにしておきましょう。
- MT4Server_OpenHour:ニューヨーククローズ時のMT4サーバー時間
- ShowInformation:情報をチャート上に表示します。
「MT4Server_OpenHour」について
「Sunflower EURJPY」には「MT4Server_OpenHour」というパラメータがついています。
これはブローカーの違いによるMT4サーバー時間のずれを補正するために使うものです。
たとえば、GMT+2(夏時間は+3)のブローカーの場合、ニューヨーククローズの時間は「0」になります。
- GMT+0:「21」を入力
- GMT+2:「0」を入力
- GMT+9:「7」(夏時間は「6」を入力)
MT4に採用されているタイムゾーンで多いのは、日足が5本で使いやすい「GMT+2」、続いて日本時間にあたる「GMT+9」です。
SOMEYA
Sunflower EURJPYのバックテスト
通貨ペア | EUR/JPY |
期間 | 2005.01.10 – 2018.06.29 |
初期証拠金 | 10,000ドル |
スプレッド | 10 |
純益 | 8621.63 |
プロフィットファクタ(PF) | 1.61 |
ペイオフレシオ(PR) | 0.78 |
最大ドローダウン | 580.33(3.41%) |
相対ドローダウン | 3.65% |
勝率 | 67.05% |
最大勝トレード | 186.34 |
最大敗トレード | -160.31 |
平均勝トレード | 20.79 |
平均敗トレード | -26.35 |
最大連勝 | 18 |
最大連敗 | 5 |
平均連勝 | 3 |
平均連敗 | 1 |
バックテスト精度
バックテストは、ゴゴジャンに掲載されている公式のものを採用しています。
期間が2005年から2018年ということで、十分な長さがあります。
ただ、スプレッドが「10」(1.0pips)というのがけっこう厳しい印象がありました。
純益
純益は14年間で「8,621.63ドル」でした。
パフォーマンスで考えると、「それほど良くないのでは?」と思いますが、右肩上がりの曲線や後述するドローダウンを考慮すると、かなり優秀なEAであることがわかります。
プロフィットファクタ(PF)
プロフィットファクタ(総利益が総損失の何倍かを表す指標)は1.61倍と良い結果でした。
1.00倍を超えていれば、理論上は取引を続けるごとに利益が増えていくことになるので、長期的に運用できるEAと言えるでしょう。
また、1.5倍を超えているとかなり優秀なEAに分類されます。
ペイオフレシオ(PR)
ペイオフレシオ(損益率。勝ち平均が負け平均の何倍かを表す指標)は、0.78でした。
1.00を下回っているということは、1回あたりの勝ち平均が1回あたりの負け平均より少ないということです。勝率の高さで勝ち平均を補っているEAと言えるでしょう。
勝率が67.05%の場合、損益率は0.48以上あれば、取引手法として成り立ちます。これを考慮すると、「Sunflower EURJPY」は、十分すぎるほど手法として成り立つと言えるでしょう。
損益がトントンになるPR=負ける確率÷勝つ確率
ドローダウン
相対ドローダウンは、最大で3.65%でした。20%を超えると「メンタルがキツい…」と言われますが、3%台なのでまったく問題ないでしょう。
もし、より資金効率を高めたいなら、100万円あたり、0.5ロットくらいだと安全に利用できるでしょう。
ただ、ロット数を上げるなら複数EAに分散した方がリスクはより軽減されます。
トレードの傾向
「Sunflower EURJPY」は、コツコツ利益を重ねていく安心型EAです。
勝率も60%台でまずまず、一回の負けも大きくないので心に優しい運用ができます。
EAを運用するときに大切なのは、目の前の1回、2回の負けで決めるのではなく、長期に運用して相場が変わったときに撤退することです。
EAを撤退させるラインについては、「最大ドローダウンを更新したとき」など、あらかじめルールを決めておくと良いでしょう。
SOMEYA
Sunflower EURJPYの口コミ・評判
GogoJungleに投稿された「Sunflower EURJPY」の口コミ・評判を見てみましょう。
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まとめ
あっきーさんの「Sunflower EURJPY」を徹底検証しました。
「Sunflower EURJPY」は再現性が優れている、ブローカー対策もしているなど、細かいところまで意識しているという印象があります。
良質なEAを使って相場から利益を得ていきましょう。